「今すぐに旦那さんから離れてください。」
診察室に入って10分も経たずして
初めて会った先生にそう告げられた。
町の心療内科での出来事。
先生は大きい病院の手配を手際よく進めていく。
どうやら私は今すぐに休息が必要で、
入院するらしい。
すぐに夫から離れなければいけない。
目の前で起きていることが、
自分のことだと思えない。
つらい気持ちが引き起こす日常。
めまい、過呼吸、理由なく涙が止まらない…
生活に支障が出る症状たちでの受診だった。
うつ症状とのことだったが
診断名は「適応障害」。
かつての職場で、適応障害になり
やむなく退職していった同僚を思い出した。
適応障害は、
身の回りの環境に心身が適応できない病気。
同僚で言う、不向きな仕事と苦手な上司が、
私の場合は「夫」だったというわけ。
人生の小休止とともに
過去を振り返るタイミングが
半ば強制的に訪れた。
これは、2024年2月のこと。
まだ5ヶ月弱しか経っていないのか。。
いずれどこかでおかしくなっていたし、
入院が一番最善の道だったのかもしれないと
その時を思い返す。
まだちょっとだけどね。
必死に生きてると、
強制終了みたいなことはたまに起こる。
今回のはかなり強烈だったな。
夫婦関係でいうと、ずっと危うかった。
ただ私はやれることは全てやりきった。
その上で、絶望の淵にいた。
これまでを振り返ると辛いけれど、
適応障害になるまでのことを
整理していこうと思う。